あたしは、家族というものを知らない。 お父さんはずっと前にいなくなっちゃったし、お母さんの顔なんて見たこともない。 それから親代わりになって育ててくれたのは、団のみんなと、このエレパンダだけ。 だからこの狭い世界で生きるしかないって、わかってはいるの。 団のみんなはいつも銃を持って、パルたちを追い回している。 そうしてパルを捕まえて、変な人たちに売り飛ばして。代わりに食料をもらって、それを貰ってあたしも胃袋を満たしている。 団のみんなは別にあたしのことなんて好きじゃないと思うけど、 あたしがお父さんの娘だから、団の幹部の娘だったから、仕方なく生かしてくれてるんだ。 それは、あたしが幹部になった今でも、そう思ってる。