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レインの所の一人娘は息災だろうか。 あれには悪いことをした。 いずれにせよ、最後に会ったのは乳飲み子の頃だ。 覚えてはいまい。 あいつとはつくづく馬が合わなかった。 責務や過去で動くような男ではなかった。 決別の日、俺はあいつに「卒業試験」を出した。 くだらん建前だ。 とどのつまり、大人気の無い意地悪だ。 意外なことに、あいつは二つ返事で承諾した。 思いのほか、筋を通す男だった。 ガキでもできる使いだったはずだ。 だが帰ってこなかった。 以来、あいつの元に集っていた若人共は 統率を失っていたが、どうやら娘が頭となってからは それなりに落ち着いているらしい。 道は違えたが、塔を守る使命だけは律義に守っている。 確かに、あれはお前の子だ。

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